失敗しない不動産コラム
2024/07/19
ローコスト住宅に長く住むためのポイント
ローコスト住宅は、通常の平均坪単価よりも安価で建てられる注文住宅のことを指します。
価格が抑えられているため、一部では耐久性や寿命に疑問を持たれることもありますが、実際にはどれくらいの期間住むことができるのでしょうか。
今回は、ローコスト住宅とその耐用年数について、また長期的に快適に住み続けるために重要なポイントについて考察してみます。
POINT
❶ ローコスト住宅は20年後も住める?
❷ ローコスト住宅を長持ちさせるコツ
❸ まとめ
┃ローコスト住宅は20年後も住める?
■ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅には厳密な定義が存在しませんが、一般的には1坪あたりの建設費が30万円から50万円程度で建てられる住宅を指します。
国土交通省が2021年度に公表した「建築着工統計調査」(※)によると、各種構造や建築方法別の住宅建設費の予定額に関するデータがあります。
これらのデータを基に、1坪を約3.3平米と換算した場合、一戸建ての平均的な坪単価は次のようになります。
住宅の種類 |
平均坪単価 |
---|---|
一戸建て住宅総計 |
60.7万円 |
木造 |
57.1万円 |
鉄骨造 |
94.1万円 |
鉄筋コンクリート造 |
99.7万円 |
※ 国土交通省「建築着工統計調査 住宅着工統計 2021年度 (新築住宅)利用関係別、構造別、建て方別(住宅の工事費)/戸数、床面積、工事費予定額、1戸当たり工事費予定額、1平米当たり工事費予定額」
このデータから明らかなように、一戸建ての平均的な坪単価は約60万円です。この価格帯で注文住宅を建てることができるのが、ローコスト住宅の魅力です。
具体的な仕組みとしては、建材の大量仕入れや標準設備の採用、効率的な工法の利用などにより、性能を低下させることなくコストを抑えることが目指されています。
そのため、プランやデザインは一定の枠内で決められ、通常は「標準型住宅」として提供されることが一般的です。
ローコスト住宅の詳細な特徴や仕組みについては、以下の記事で詳しく説明されていますので、ご参考にしてみてください。
■ローコスト住宅だからって寿命が短いわけではない
ローコスト住宅であるからといって、必ずしも寿命が短いというわけではありません。実際、住宅の寿命は多くの要素が複雑に関わり合って決まるものです。
その要素の1つに建物の構造があります。これは具体的な寿命を表す数値ではなく、建物の構造や用途によって法定耐用年数が定められています。
構造 |
法定耐用年数 |
---|---|
木造住宅 |
22年 |
鉄骨造住宅 |
19~34年 |
鉄筋コンクリート造住宅 |
47年 |
ローコスト住宅であっても、各構造の法定耐用年数には変わりがありません。また、法定耐用年数は税制上の基準であり、実際の寿命はさらに長くなる可能性があります。
さらに、住宅の寿命に大きく影響する要素として、メンテナンスが挙げられます。住宅は特にメンテナンスの有無や質の影響を受けやすく、良質な建材で建てられていても、適切な手入れが行われなければすぐに劣化します。
逆に、定期的なメンテナンスを行うことで、住宅の寿命を延ばすことが可能です。そのため、建築費用だけでなく、メーカーのアフターサービスや保証内容にも注目することが重要です。
┃ローコスト住宅を長持ちさせるコツ
住宅の耐久性は、建築方法や設計によっても大きく左右されます。今回は、住宅を長持ちさせるための重要なポイントについて考察してみましょう。
■長持ちする建材を用いる
主要な構造部分である外壁や屋根、基礎については、ローコスト住宅でも品質を確保することが肝要です。
例えば、外壁には使用する建材や塗料の違いが耐久性に影響を与えることがありますので、計画を立てる際に事前に検討するのが良いでしょう。
■雨風や湿気の対策を考える
日本の湿度が高い気候では、風雨や湿気に対する対策が住宅の耐久性に大きく影響します。湿気はカビの発生や木材の劣化を引き起こす主要な要因ですので、風通しや日当たりの良い住宅設計が重要です。
日当たりや風通しは、建物の設計だけでなく、立地によっても大きく左右される要素ですので、土地選びの段階からこれらを意識することが必要です。
■家の形状をシンプルなものにする
住宅の保守管理は、形状がシンプルであるほど管理負担が軽減されます。逆に複雑な形状では外壁や屋根の表面積が広がり、管理費用が高くつくことがありますので、経費を抑えたい場合には、シンプルなデザインを選択するのが賢明です。
■家の中の設備は耐久年数を過ぎたら交換
設備の適切な交換は、住宅の長寿命化にとって不可欠な要素です。特に水まわりの部品や設備は、水漏れによる建材への損傷を防ぐためにも、問題が見つかったら耐用年数を過ぎる前に点検・交換することが重要です。
┃まとめ
❶ローコスト住宅が20年後も住み続けられるか?
一般的にローコスト住宅は寿命が短いというわけではなく、適切な施工と定期的なメンテナンスが行われていれば、20年後も問題なく住み続けることができると考えられます。
❷ローコスト住宅のハウスメーカー選びのポイントは?
施工品質やデザインはもちろんのこと、長期間の居住を考えるならばアフターサービスと保証の体制も重要です。ローコスト住宅メーカーであっても、保証内容がしっかりしている企業を選ぶことが推奨されますので、事前に確認することをお勧めします。
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