POINT
❶ 立地条件がいい
❷ 築年数(20年以上がベスト)
❸ 築30年以上の場合は住宅ローン控除に注意
❹ 耐震基準に適合しているか
❺ 管理組合の健全性や状態の良さを確認
マンションを選ぶ際には、まず立地にこだわることが重要です。内装は後から改装やリノベーションが可能ですが、立地は変えることができません。また、どれほど設備や仕様が充実していても、駅から遠かったり、周辺環境が整っていなければ、生活が不便に感じられるでしょう。
■立地は資産価値に直結
駅からの距離だけでなく、防犯や災害への対策も考慮されたマンションは、資産価値の高い物件とされます。
特に、家族層が多く住む地域では、スーパーや病院、学校、図書館など周辺施設の充実度も、そのマンションの価値を左右します。
■中古マンションを考ええている方にとって、最も気になるポイントランク3には、やはり築年数!
おそらく最もお得なのは、「築20年以上のマンション」です。なぜなら、マンションの価格は築年数が古くなるにつれて下がり、築20年から25年ほどで最安値を迎える傾向があります。その後は価格の変動が比較的緩やかで、大幅な値下がりが起こりにくくなります。
┃築30年以上の場合は住宅ローン控除に注意
築20年前後のマンションであれば、住宅ローン控除の心配もないため、購入手続きがスムーズに進みます。
しかし、築30年を超えるマンションを選ぶ場合は、新しい耐震基準に準拠しているかどうか、しっかりと確認してください。
┃耐震基準に適合しているか
一般的に、住宅ローン控除を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 床面積が50㎡以上であること
- 築25年以内の耐火建築物であること(鉄骨造・鉄筋コンクリート造などの住宅)
築26年以上のマンションでも、住宅ローン控除を受ける方法がありますが、その場合は新しい耐震基準に準拠していることが条件です。
┃管理組合の健全性や管理状態の良さを確認する
■中古マンションの管理状態は非常に重要
マンションの管理組合が適切に機能していない場合、「大規模修繕が計画的に実施されていない」、「築古なのに給排水管が交換されていない」といった問題が見られる可能性があります。こうしたマンションは注意が必要です。
■管理組合の運営状況はマンションの寿命に直接影響
分譲マンションには、各住戸の所有者で構成される管理組合が必ず存在します。管理組合の中でも、最も重要な役職である理事長の資質によって、運営状態の質が左右されます。