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スタッフブログ

失敗しない不動産コラム

2024/05/10

今人気!おしゃれな平屋のポイント

平屋の需要が年々高まり、新しい住宅オプションとして注目を集めています。

しかし、平屋に関するメリットやデメリットを理解していない方もいるかもしれません。

そこで本記事では、平屋の住宅で暮らすメリットとデメリットについてわかりやすく解説します。

価格相場や1,000万円以内で建てる方法についても紹介しているため、「引越しを検討している」「平屋に住んでみたい」という方はぜひ参考にしてください。

 

LIST

❶ 平屋は人気傾向!

❷ 平屋の間取りイメージ

❸ 平屋のメリット・デメリット

 平屋の価格相場

 ローコストで平屋を建てるコツ

 まとめ

 

 

平屋は人気傾向!

平屋は、1階建ての建物であり、需要は年々増加しています。

1981年から1990年までの間には521,400戸でしたが、2018年には3,685,700戸まで増加しました。

これは、3階建て以上の建物よりも多くの戸数があり、人気の高い住宅形態と言えます。

 

【階数別】全国の戸建て住宅の総数
階数 1981年~1990年 2018年
1階建て(平屋) 521,400戸 3,685,700戸
2階建て 4,184,500戸 23,905,700戸
3階建て以上 163,000戸 1,167,200戸

 

参照:国土交通省「平成30年住宅・土地統計調査」

 

 

平屋の間取りイメージ

平屋では、階段の配置を考える必要がなく、コの字型やロの字型の間取りを採用しやすい特徴があります。

中庭を持つことで、外部からの視線を気にせずに屋外で時間を過ごしたり、洗濯物を干したりすることができます。

洗面脱衣室を中庭に近い位置に配置することで、洗濯物を取り込む手間を大幅に減らすことができます。

また、風通しが良く、常に新鮮な空気が家の中に流れ込みます。日当たりが悪い部屋でも、中庭に面した壁に大きな窓を設置することで、中庭からの光が部屋全体を明るく照らします。

 

 

平屋のメリット・デメリット

■メリット

平屋の住宅では、全ての部屋が同じフロアに配置されているため、転落リスクがなく、小さな子供や高齢者でも安全に過ごすことができます。

さらに、高い耐震性と低いメンテナンス費用という利点もあります。ここから、平屋の住宅での生活の利点を詳しく説明します。

◆効率的な生活導線

生活動線とは、住宅内で移動する経路を線で表したものです。

2階建て以上の住宅では、トイレが特定の階に設置されていることが一般的です。

もし自分の部屋がトイレのない階にある場合、トイレに行くためには階段を上り下りする必要があります。

しかし、平屋の場合はトイレも自分の部屋と同じフロアにあるため、階段を使って移動する必要がなく、目的地にすぐにたどり着けるという利点があります。

◆家族間のコミュニケーション◎

平屋では、生活スペースが1つの階にまとまっているため、家族が日常的に顔を合わせる機会が増えます。

リビングを通ることで各部屋に行く間取りを採用すれば、自然な形で家族同士のコミュニケーションが促進されるでしょう。

また、部屋と部屋の距離が近いため、子どもの行動を把握しやすく、目の届かない場所での事故を防ぐことができます。

そのため、小さな子どものいる家庭でも安心して生活できます。

◆バリアフリー対応

平屋には階段がないため、小さな子供や高齢者でも安心して過ごすことができます。

階段に手すりを設置したり、昇降機を設置することで2階建て以上の住宅でもバリアフリーに対応することができますが、これには時間や費用がかかります。

一方、平屋の場合は階段がないので、特別な工事なしにバリアフリーに対応できます。

部屋間の段差をなくすことで、転倒リスクも大幅に軽減できます。

◆耐震性高

平屋は、2階建て以上の住宅に比べて重心が低いため、揺れによる影響を受けにくく、耐震性が高い特性があります。

また、シンプルな構造により、地震の振動を全体に分散させ、力をうまく逃がすことができるため、亀裂や倒壊のリスクが低いのが特長です。

一方、複雑な構造の場合は、振動が特定の場所に集中しやすく、その結果、倒壊のリスクが高まる可能性があります。

◆メンテナンス費用安

住宅は数十年にわたって長期間住むものであり、その間には定期的なメンテナンスが必要になることがあります。

大規模なメンテナンス作業が必要な場合、足場を組むなどの手間や費用がかかることが一般的です。

しかし、平屋の場合は大規模な足場が不要であり、2階建て以上の住宅よりもメンテナンスが必要な面積が少ないため、メンテナンスの費用や手間を削減できます。

例えば、一般的な30坪の平屋の外装塗装の費用は、約40〜80万円程度となっています。

 

■デメリット

平屋の住宅には多くの利点がありますが、一方で広い敷地が必要であることや、周囲の環境の影響を受けやすいというデメリットも存在します。

後で後悔しないためにも、これらのデメリットもしっかりと把握し、対処法を理解しておくことが重要です。

◆広い敷地がないと建てられない

平屋の住宅では、すべての部屋が同じフロアに配置されるため、同じ部屋数の2階建て以上の住宅よりも広い敷地が必要となります。

また、各地域で定められた建ぺい率に準拠する必要があり、敷地面積いっぱいに住宅を建てることができない場合があります。

建ぺい率とは、敷地面積に対して建築できる住居の面積の割合であり、住宅の場合、平均的には60%です。

「広い空間を確保したいが、敷地が限られている」という場合には、ロフトの設置が有益です。

ロフトは、デッドスペースとなる空間を有効活用し、収納スペースとして利用できるため、居住スペースから収納スペースを分けることができます。

◆周辺環境からの影響を受けやすい

もし平屋の周辺に2階建て以上の住宅が多く建っている場合、日当たりや風通しの問題が生じる可能性があります。

日当たりが不十分な場合、昼間でも室内で照明が必要になることがあります。

同様に、風通しが悪いと、湿気がこもってカビの発生が促進されるかもしれません。

平屋は周囲の環境に影響されやすいため、天窓を設置して自然光を取り入れたり、中庭から風を取り込むような工夫が必要となるでしょう。

◆床上浸水のリスク高

水害が発生し、1階が床上浸水した場合、2階建ての住宅では2階に避難できます。このため、2階以上に保管されているものは水の影響を受けません。

一方で、平屋の場合、2階以上がないため、上の階に逃げる選択肢がありません。

すべての物が1階に保管されるため、水の影響を受ける可能性が高くなります。

平屋を建てる場合は、地域が浸水しないかどうかをハザードマップで確認することが重要です。

◆防犯面の注意が必要

平屋の場合、窓は全て1階に配置されるため、外部からの侵入経路が増えます。

また、2階建て以上の住宅よりも外部から部屋の内部を見られやすいので、プライバシーの点でもデメリットがあります。

これにより、生活パターンが把握されやすくなります。

空き巣などの侵入を防ぐためには、防犯照明の設置やガラスに防犯フィルムを貼るなどの防犯対策が重要です。

 

 

平屋の価格相場

建売住宅では、地と建物がセットで販売されることが一般的ですが、平屋の販売数は比較的少なく、理想の平屋を見つけるのは難しい場合があります。

そのため、多くの場合、平屋を建てる際には注文住宅を選択することが一般的です。

平屋の場合、同じ延床面積の2階建て住宅と比べて、基礎工事に必要な面積が広くなるため、基礎工事費用が高額になる傾向があります。

その結果、2階建て以上の住宅よりも注文住宅の費用が高くなることがあります。

住宅金融支援機構が実施した「2021年度 フラット35利用者調査」によれば、注文住宅の平均建設価格は、土地を含まない場合で3,572万円、土地を含む場合で4,455万円でした。

これらの金額は、2階建て以上の住宅を含む平均値であり、平屋を建てる場合はさらに費用がかかる可能性があります。

 

 

ローコストで建てるコツ

ローコストでスタイリッシュな平屋を建てるためのポイントは次の通りです。

  1. 外壁の色や素材にこだわることが重要です。外壁は平屋の外観を大きく左右する要素の一つであり、望む印象に合わせて色や素材を選択しましょう。たとえば、暖かみのある雰囲気を演出したい場合は、木材を使用することを検討しましょう。

  2. 平屋はシンプルなデザインが特徴的ですが、そのためにドアや窓のデザインがより目立ちます。ドアや窓のデザインには注意が必要であり、外壁や屋根との調和を考慮した統一感のあるデザインを選ぶことが重要です。

  3. 平屋の屋根デザインも重要な要素です。屋根の形状は多岐にわたるため、建物全体の印象を左右します。たとえば、「片流れ屋根」を採用することで、モダンで洗練された外観を実現できます。建物の全体像を考慮しながら、最適な屋根デザインを選びましょう。

 

 

まとめ

平屋には、効率的な動線を確保しやすく、家族同士のコミュニケーションが容易な点があります。

また、バリアフリーに配慮されているため、将来にわたる利便性を考慮した住まいとして適しています。

ただし、2階建て以上の住宅と比較して、床上浸水のリスクが高まることがありますので、浸水の心配のないエリアを選定することが重要です。

 

一般的に、平屋の建売住宅は数が少なく、平屋を希望する場合には注文住宅が主流です。

規格型住宅を選択することで、コストを抑えながら建築することができますので、選択肢に規格型住宅も含めて検討することが有益です。

 

 

 
 
 
※画像はイメージです。



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