失敗しない不動産コラム
2023/12/22
ペットが飼える中古マンションの購入で気を付けたい事
現在ペットを飼っている方はもちろん、「将来的にはペットを飼いたい!」という方にとって、住宅選びは頭を悩ませるものです。
最近ではペット可のマンションも増えていますが、特に築年数が古いマンションでは、
ペットが禁止されていることもあるでしょう。
引っ越しをしたあとにペット関連のトラブルを起こさないように、
今回はペット可の中古マンションを選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。
┃チェックポイント1:マンションんの管理規約
最初に確認しなければならないことは、検討しているマンションがペット可であるかどうかです。
現在では、ペット飼育の可否は管理規約に記載されていることが一般的です。
内覧時などに住民のペット飼育の様子を確認することもできますが、
やはり事前に管理規約をチェックしておくことをおすすめします。
規約で「猫」、「犬」といった飼育が認められるペットの種類や数、
飼い方などを定めているマンションも少なくありません。
想定しているペットがそのマンションで飼育可能なのかを確認するようにしましょう。
┃チェックポイント2:防音性
マンションのトラブルの代表例である騒音問題です。
ペット好きの方にとっては気にならない鳴き声や足音も、
周囲の方からは騒音になってしまうかもしれません。
内覧時に、気になる物件の防音性に関してもチェックするようにしましょう。
あまりに壁が薄い物件などは、ペットの生活音が騒音問題に発展するリスクがあります。
特に、共働き夫婦など昼間留守にしがちなご家庭は要注意かもしれません。
例えば犬の場合、マンションの共用部分(廊下など)を通る足音に反応して
吠えることも想像できるほか、日中外出で留守にしている間に、
吠え続けてしまうことも考えられます。
周囲の部屋の住人が昼間家にいる方だった場合、犬の鳴き声に頭を悩ますことになるかもしれません。
もちろん、ペットが無駄吠えをしないようにしつけをすることも重要ですが、
防音性が甘いと周囲の住人と不和を生んでしまう可能性があるため、
防音性についてもよく確認しておくことをおすすめします。
┃チェックポイント3:設備や間取り
マンション自体の設備も重要です。
ひとくちにペット可といっても、積極的に飼育を許可しているマンションと、
「ペットの飼育がNGというわけではない」というスタンスのマンションがあります。
ペットの飼育を積極的に許可しているマンションの場合、
マンションのエントランスの近くにペット用の洗い場が用意されていることがあります。
散歩でペットの脚が汚れてしまっても、そこで洗ってから部屋に入れられるため便利な設備です。
その他、共有のグルーミングルームやドッグランなどが用意されている物件もあります。
設備のほか、間取りについてもチェックしておくことをおすすめします。
散歩が必要な犬などの場合、散歩後にはフンを捨てたり、脚を洗ったりする必要があります。
共有スペースにペット専用の洗い場がない場合、
玄関の近くにトイレやお風呂などがあると便利です。
また、脱走してしまうリスクがある猫の場合は、リビングと玄関の間に一枚扉がある方が安心です。
その他、火や割れ物を扱うキッチンもチェックしましょう。
調理中にペットが近づいてくると危険なため、カウンター型のキッチンの場合、
進入防止の扉をつけられるかなどをチェックしましょう。
┃まとめ
今回は、中古マンションでペットを飼う場合のチェックポイントをご紹介しました。
ペットを飼育しようと考えている場合は、管理規約が定めるペットの飼い方や部屋の防音性を確かめておきましょう。
また、ペットの飼育に適した設備や間取りかどうかも、
マンション選びの重要なポイントです。
ペットを飼いやすい環境を見つけて、楽しいペットライフを送りましょう。