失敗しない不動産コラム
2023/11/03
新居に植えたいシンボルツリーのおすすめ
シンボルツリーとは、名前のとおり家の象徴となる樹木のことです。
玄関周りや庭など、家の目立つ場所に植えます。
新築や何かの記念の際に植えることが多いですが、タイミングは決まっていないため、
好きなときに植えても問題ありません。
植える樹木にも決まりはないため、好みや用途に合わせて自分の好きなものを選べます。
シンボルツリーの魅力は、外構に緑を加えることで、おしゃれな雰囲気を演出できる点です。
エクステリアのアクセントになります。
さらに、目隠しとしての効果がある点も魅力のうちのひとつです。
枝や葉により、玄関を開けた際や窓から部屋の中が見えることを防げます。
┃シンボルツリーの選び方は?
シンボルツリーの選び方として、用途に合わせて樹木の種類を決めることや
庭の規模に適した高さの樹木にすることなどが挙げられます。
詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
■用途に合わせて樹木の種類を決める
シンボルツリーを選ぶ際は、用途に合わせて樹木の種類を決めましょう。
種の時期から庭で育てることを目的とした樹木を「庭木」といいます。
庭木を含めた樹木は、葉のつき方により常緑樹と落葉樹に分けられます。
❶目隠しとしてシンボルツリーを植えたい
目隠しとしてシンボルツリーを植えたい方は、常緑種がおススメです。
常緑樹は、季節を問わず葉がついていることが特徴であり、1年中外からの視線を遮れます。
玄関周りや庭などに緑を添え続けてくれるため、常に鮮やかで
明るい雰囲気を出したい場合にもぴったりです。
― オススメの常緑樹
■オリーブ…料理にも使われるオリーブ。くすみ色シルバーリーフの葉が美しい。初夏に白い花、秋には小さな実をつける。
■シルバープリペット…斑が入った葉がやわらかい印象を与えるため、洋風なモダン住宅にピッタリ。
❷湿度調節したい
湿度調節したい方は、落葉樹が適しています。
落葉樹は、春に新しい葉がつき、秋になると落ちはじめることが特徴です。
夏には生い茂った葉が日差しを遮る一方で、冬には葉が落ちているため
日光を取り入れることができます。
四季折々の変化が見られるため、季節感を味わいたい方にもおすすめです。
― オススメの落葉樹
■アオダモ…樹形が美しい。成長が遅く、管理がしやすい。春には小さく繊細な白い花をつける。
■ヒメシャラ…赤褐色の美しい幹。
■日照条件を考慮する
日照条件に適した樹木を選ぶことも大切。
樹木によって、日向を好むものや日陰を好むものなどがあります。
東玄関の場合は、午前中は日が当たりますが、午後になると徐々に
当たらなくなるため、日陰でも成長できる樹木が適しています。
西玄関の場合は、夕日が当たるため、日差しに弱く葉焼けしやすい樹木は避けてください。
南玄関の場合は、日当たりが良好なことが多いため、
日向を好む樹木を選ぶといいでしょう。
さらに、四季により日差しの調整ができる落葉樹を推奨します。
北玄関の場合は、日当たりが良くない傾向にあるため、
日陰を好む樹木がおすすめです。
また、玄関の向きだけではなく、周辺の建物の有無や高さによっても
日照条件は変わります。しっかりと確認して、樹木を選びましょう。
■虫がつかない樹木にする
虫がつかない樹木を選ぶのもポイント。
虫が苦手で、シンボルツリーを植えることを躊躇している方も多いことでしょう。
虫がつきにくい樹木を選べば、洗濯の際や子どもが外で
遊ぶ際の不安を少しでも取り除けます。
虫がつきにくい樹木として、シマトネリコやオリーブなどが挙げられます。
しかし、虫がつきにくいとはいえ、樹木は自然のなかで育つため、
必ずつかないとはいえません。
念のため、薬剤を散布するなどの害虫対策を行うことも必要です。
ちなみに、虫がつきやすい樹木は、ヒメシャラやツバキなどです。
虫が苦手な方は、避けましょう。
― オススメのシンボルツリー
■ユーカリ…シルバーリーフが軽やかで涼し気。虫よけの効果のある爽やかな香りがある。ただし、成長が早く高木になりやすいので、成長した形を見越して植えましょう。
┃シンボルツリーの植え方は?
■プランターにこだわって鉢植えする
シンボルツリーを鉢植えする場合は、プランターにこだわりましょう。
プランターのデザインは豊富にあり、よりおしゃれにシンボルツリーを
植栽できます。樹木選びだけではなく、プランターを決める時間も楽しめます。
あたたかみのある木製のものや高級感のある陶器製など素材にこだわることも
プランター選びのポイントです。ほかのポイントとして、
定番の四角形ややわらかさを演出する円形など形にこだわったり、
エクステリアや樹木に合った色に注目したりすることが挙げられます。
■庭の中心に植える
より存在感を出すためには、庭の中心に植栽することをおすすめします。
中心に植栽することにより、シンボルツリーだけでも、すてきな庭に仕上げられます。
また、中心に植えることにより、周囲の空間に余裕ができるため、
ある程度自由に成長させることが可能です。自然な樹形を楽しめます。
■周囲の庭木となじませる
周囲の庭木と馴染ませ、よりナチュラルな雰囲気を演出してみてはいかがでしょうか。
シンボルツリーの周囲にほかの庭木を植えることにより、
実際の山のような空間となります。
ただし、周囲の庭木は低めのものを植えましょう。
高さがあると、シンボルツリーの存在感がなくなる可能性があります。
┃まとめ
今回の記事では、シンボルツリーとは何かをはじめとし、
選び方やおすすめの人気樹木、植え方などを紹介しました。
シンボルツリーは、エクステリアのアクセントとなるうえ、目隠しとしての役割も果たします。
さらに、観賞や成長、果実の収穫なども楽しめます。
樹木の種類も豊富にあるため、好みや目的に合わせて選んでください。
お気に入りのシンボルツリーを植えて、おしゃれな外観にしましょう。