失敗しない不動産コラム
2023/10/06
新築と中古どっちがいい?メリット・デメリット
新築戸建の見学会に来られるお客様の中には、
「今新築一戸建てと、中古住宅で迷っていて…。」という方も少なくありません。
どうせ買うなら、新品の方がいいでしょ?と思う方もいらっしゃるでしょうが、案外そうでもありません。
条件によっては中古住宅の方がニーズに合う場合もあるのです。
それぞれに、メリット・デメリットがあるので、ご自分に合う条件をお考えの上検討してみて下さいね。
┃新築を買うメリット・デメリット
新築住宅を買うメリット・デメリットをご紹介します。
■新築のメリット
❶自分の好みを反映できる
間取りやデザイン、設備など自分たちが好きなように決めることができることが新築の最大のメリット。
建売住宅など規定住宅は、ある程度選択の範囲で選ぶことになりますが、
一つとして同じものはありません。
数多くの選択肢の中から、個性や好みが反映した住宅をお選びすることができます。
❷断熱性や耐震性といった性能が高い
建築基準法にのっとり、最新の耐震基準をクリアしたお家を新しく建てるので安心して住んでいただけます。
断熱性能も、今はさまざまな基準が存在しますが、
現代の新築住宅であれば「冬は寒くて耐えられない」ということはまずありません。
❸税金の軽減処置がある
新築住宅を取得する際には、住宅ローン減税や不動産取得税の減免が適用され、金銭的な負担が軽減されます。
■住宅ローン減税
新築住宅を取得した翌年に確定申告を行うことによって、
年末時点の住宅ローン残額の0.7%が最大13年間にわたって還付金として戻ってきます。
■不動産取得税の控除
住宅を新築した場合は一戸につき1,200万円を上限に価格から控除されます。
※「認定長期優良住宅」を2024年3月31日までに取得した場合は、1,300万円を上限に控除。
■固定資産税・都市計画税の減税
固定資産税と都市計画税は、市区町村が税額を計算し納税額を通知するもの。
※市区町村によって、2024年3月31日までに新築された場合、
軽減措置を設けている場合がありますので、チェックしてみてください!
■新築のデメリット
対してデメリットは、価格が高くなりがちなこと。
比較対象にもよりますが、だいたい300万円~400万円くらいの差がつくと思います。
迷っているという方はたいてい金額の部分がネックになっているようです。
┃中古を買うメリット・デメリット
中古住宅を買うメリット・デメリットをご紹介します。
■中古のメリット
❶新築よりも安く購入できる
物件の状態にもよりますが、新築と比べるとやっぱり中古の方が安く買えます。
❶立地条件を優先することができる
元々土地を持っている方でなければ、新築は新たに土地を探すケースが圧倒的に多いのです。
中古なら今建っている場所にそのまま住めますから、立地にこだわる場合はメリットが大きいですね。
❶家も土地も広いことがある
築年数にもよりますが、昔の家は広い土地に大きく建てる傾向があったので、
駐車スペースが複数台分以上取れたり、庭造りに十分なスペースがあったりするところも多いです。
■中古のデメリット
現在市場に出ている中古だと、築年数が20年~30年というものもあり、
リフォームやリノベーションが必要となる場合もあります。
ある程度リフォーム済みの住宅もありますが、住み始めて5年後、
10年後にすぐ断熱材や外壁材の補修・交換となると、
結局新築を建てたのと金額面では変わらない結果になることも。
また、現行の耐震基準は1981年に改正されているので、
それ以前に建てられた旧耐震基準の住宅は安全面をチェックするべきでしょう。
地盤改良ができてなくて杭を入れないといけないとか、
耐震改修工事をしないと安心して住めない場合もあります。
予算や改修期間などを考慮しつつメリットと比較して、総合的に検討してくださいね。
新築住宅と中古住宅のメリット・デメリットは以下の通り。
【新築住宅のメリット】
- 自分の好みを反映できる
- 断熱性や耐震性といった性能面に安心感がある
- 税金の軽減措置がある
【新築住宅のデメリット】
- 中古に比べて価格が高くなりがち
【中古住宅のメリット】
- 新築よりも安く購入できるケースが多い
- 立地条件を優先することができる
- 家も土地も広い傾向がある
【中古住宅のデメリット】
- リフォーム、リノベーションが必要になる場合がある
迷っている方は、家族構成と購入者の年齢、そして立地条件をポイントとして再度検討してみてください。