失敗しない不動産コラム
2023/04/21
アウトドアリビングを楽しみたい♪
コロナ情勢も落ち着いてきて、お出かけする方も増えてきました。
しかし、まだコロナ自体が無くなった訳でもなく、人混みを避けたいと思われている方も少なくありません。
ところが、外出自粛で家の中に籠もりきりとなると、外に出られないストレスが溜まってきてしまいますよね。
そこで、リフレッシュするのにおすすめなのが、アウトドアリビング。
アウトドアリビングは家にいながら外の開放感や空気感をたっぷり味わえるスペースです。
お子さんのいる家庭にとってもメリットが多く、楽しみ方は豊富。
そこで、この記事ではアウトドアリビングの楽しみ方や設置の注意点について解説します。
┃アウトドアリビングとは
◐ その名が示すとおり「外にあるリビング」です。
外にいながら家で過ごすのと同じように食事をしたりリラックスをしたり、かと思えば、外でするようなプールができたりバーベキューができたり。
リビングと庭の中間のような立ち位置でありながら、リビングの居心地の良さと外での開放感、両方を味わえるスペースといえます。
アウトドアリビングでは屋根やフェンスがついているタイプと、何もないオープンなタイプがあります。
またリビングと段差がある場合とない場合どちらのケースもあり、「このような形や広さがアウトドアリビングである」という定義はありません。
あくまで「アウトドアリビング=開放感とリラックスを楽しめるリビングの延長スペース」なため、
ウッドデッキやデッキタイル、グランドカバーをされた庭そのものであっても、活用方法によってアウトドアリビングになります。
そのため、マンションやアパートの小さなベランダであっても、ウッドパネルを敷いたり家具を揃たりすることで、アウトドアリビングのスペースとしての活用も可能です。
┃アウトドアリビングの楽しみ方
◐ アウトドアリビングがあることで、おうち時間の充実化が可能になります。
アウトドアリビングが日々にどのような潤いを与えてくれるのか、アウトドアリビングの楽しみ方について具体例を解説します。
◆第2のリビングとして食事をする
┗アウトドアリビングにテーブルやいすを持ち出して食事を楽しめば、家にいながらピクニック気分が味わえます。
家具がなくても、レジャーシートを敷いてお弁当を広げるだけでも非日常感満載です。
昼間だけでなく、夜のディナーもアウトドアリビングで食べれば雰囲気たっぷり。お子さんの寝たあとに、夫婦ふたりの晩酌は星を見ながらロマンチックに過ごしてみませんか。
◆子供の遊び場として利用する
┗ビニールプールやシャボン玉といった、家の中ではさせられない遊びがアウトドアリビングなら安全におこなえます。
お子さんを外で遊ばせたいけれども車や外部からの危険が気になる、というご家庭にとってもアウトドアリビングなら目が届くため安心です。
◆くつろぎの時間を過ごす
┗家でゆっくり過ごすのも良いですが、アウトドアリビングで外の空気に触れながらくつろぎ時間を過ごすのもおすすめ。
アウトドアリビングの屋根から伸びた柱にハンモックを吊り下げて、ゆらゆらと揺られてみたり、
アウトドア用のソファを設置して外気たっぷりの中で読書を楽しんでみたり。家の中でも同じことができますが、
アウトドアリビングで開放感をプラスすれば、お昼寝や読書もリビングとは違う心地よさを実感できます。
┃アウトドアリビングのおすすめポイント
◐ アウトドアリビングがあることで得られるメリットについて、ご紹介します。
これから家の建設を考えている方やリフォームで外の空間の活用方法に悩んでいる方、
または、マンションやアパートのベランダ活用方法について迷っている方は、アウトドアリビング設置の検討がおすすめです。
◆家でアウトドアの雰囲気を楽しめる
┗住まいの環境によっては、アウトドアリビングでバーベキューを楽しんだりガーデンパーティーを開いたり、
テントを張ったりといった「アウトドアならではの楽しみ方」ができます。
遠出をしなくても良いため、交通費やレジャー費、移動時間の節約にも効果的です。
◆近隣住宅からの目隠しになる
┗アウトドアリビングがリビングから続く場所に設置されている場合、外から家の中が直接見えにくくなります。
外部からの目隠し効果によって、防犯やプライバシーの保護などがかないます。
◆家の中に開放感を出せる
┗アウトドアリビングは、リビングから繋がった場所に設置する場合が多いです。
アウトドアリビングに繋がる窓を大きな掃き出し窓や折りたたみ窓にすれば、窓を閉めていても外との境界線が目立たなくなり、リビングが広くなったように感じられます。
また、大きな窓は外の光を家の中に取り入れやすくなるため、家の中が明るい開放感に包まれる効果も得られるでしょう。
┃アウトドアリビングの注意点
◐ より快適なスペースにするために、次の内容に留意することが大切です。
アウトドアリビングの注意点について、見てみましょう。
◆雨対策が必要
┗アウトドアリビングに雨対策をすることで、より、多様な楽しみ方ができます。
たとえば雨の日ではできないバーベキューも、屋根があれば天候に左右されることもありません。
雨の日独特の優しい静けさも、雨対策がきちんとできたアウトドアリビングなら、存分にその雰囲気を楽しめるでしょう。
アウトドアリビングの雨対策にはさまざまな方法があります。建築の時点でアウトドアリビング部分を2階のベランダより内側に設置をすることで、
2階ベランダ床がアウトドアリビングの屋根代わりになります。
建物の内側設置がかなわなかったり建売の家を購入した場合、シェードやオーニング、テラス屋根の後付けが可能です。工夫次第で素敵なアウトドアリビングを楽しむことができます。
◆虫対策が必要
┗アウトドアリビングで過ごす方にとって厄介なのが、虫の存在です。
とくに夏場の蚊や秋口の蜂には悩まされ、大人がのんびり過ごせなくなるだけでなく、子どもをアウトドアリビングで遊ばせるのも躊躇してしまうかもしれません。
アウトドアリビングを存分に楽しむために、虫対策はしっかりおこないましょう。
蚊取り線香を焚いたり虫除けスプレーをまいたりするのも良いですが、ハーブを植えたり蚊帳を取り入れたりするのもおすすめ。
見た目も涼しげになり、アウトドアリビングで過ごすのがより一層楽しくなります。
◆コンセントの位置
┗アウトドアリビングではアウトドア家電を使うこともあります。たとえば、冬場はストーブやこたつといった暖房器具と一緒に「お外感」を満喫するのもオツです。
夏場は扇風機や電気の蚊取り線香を使うこともあるでしょう。
コンセントがアウトドアリビングにあればコードを部屋から延ばす必要がなくなり、見た目の向上と子どものつまずき防止になります。
コンセントの増設工事は家の建築後でも可能ですが、個人ではできません。ならず電気工事士の資格が必要になるためDIYでやろうとはせず、プロに依頼をしましょう。
◆移動しやすい家具の設置
┗アウトドアリビングで使用する家具は、台風や強風のときなどに飛ばされてしまう危険性があります。
自宅のガラスや家屋を破壊するだけでなく、ご近所にも迷惑をかけてしまえばトラブルの元になりかねません。また、雨に晒されると傷んでしまう家具もあります。
自然災害対策や長い期間使用するために、ときには家具を家の中にしまう必要があります。
キャスターがついていたりコンパクトに折りたためたりといった、屋内に運びやすく再び出しやすい家具だと扱いが楽です。
┃まとめ
アウトドアリビングには、決まった形やスタイルはありません。
リビングにいるような落ち着きと外の開放感を手軽に味わえるスペースがあれば、アウトドアリビングとして今以上に活用してみましょう。
床を整えてみたり家具を充実させてみたり、アウトドアリビングで過ごす楽しいプランを家族で話し合ってみてください。