失敗しない不動産コラム
2023/02/03
セルフ防寒対策で暖かい家作り ~床編~
冬と言えば、寒さをしのぐ暖房、ストーブやエアコンが恋しくなりますよね。
しかし、毎日使用するとなると、気温差によって暖房器具は予想以上に電気代がかさみます。
また中には「暖房器具を使用しても部屋が暖かくならない」という悩みを抱える方もいます。
前回、窓編をご紹介しましたが、今回は床・壁編です。
冬の部屋が寒い理由・自分自身で行うことができる「防寒対策」などのお役立ち情報をご紹介します。
┃冬の部屋が寒い理由
◐ 冬の部屋がとんでもなく寒い理由を知って、対策を考えよう!
❶部屋の暖かい空気の50%は窓、部屋の床・壁・天井からは約10%前後~20%前後の熱が外に逃げていく
┗この数字を見てもわかるように部屋が寒くなる原因の半分は窓にあります。
❷冷たい空気は下へとさがる
┗これにより床が冷たくなり足下も寒さを感じるようになります。
この状態ではどんなに暖房の温度を上げたとしても効果は薄く、電気代がかさむ原因にもなってしまいます。
❸断熱性能が低いと、結露が発生
┗結露とは冷たい外気によって冷やされた窓が室内の暖かい空気とぶつかり冷やされることで窓ガラスに水滴が表れる現象です。
結露は室内のカーテンなども濡れるため、カビやダニが発生しやすくなる弊害ももたらします。このように窓の断熱性能が低いとさまざまなデメリットが起きやすくなります。
窓の防寒や結露の対策は ~窓編~←コチラ!!
┃床・壁の防寒対策
寒さの主原因となる窓の防寒対策を施したら、床の防寒対策を考えましょう。
床は窓ほどではありませんが約10%の暖かい空気を外に逃がしてしまうため、こちらもしっかりとした対策を施すことが大切です。
■ ジョイントマット・コイルマットをひく
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赤ちゃんがハイハイなどを覚えた時期にフローリングの床の硬さから、
赤ちゃんを守る目的で使用されるのがジョイントマットやコルクマットです。
ジョイントマットやコルクマットで使用される主な素材はEVA樹脂と呼ばれる弾力性に優れた人に害のない材質です。
これらの素材で製造されたジョイントマットやコルクマットは断熱効果も期待できるため、
冬特有のフローリングの冷たさをしのぐことができます。ジョイントマットやコルクマットの種類、
カラーバリエーションも豊富で部屋の雰囲気を壊さずにオシャレな防寒対策ができるのが魅力です。
■ カーペット・ホットカーペットをひく
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冬場の寒さ対策としてカーペット、ホットカーペットを使用するのは定番ですね。
ホットカーペットはすぐに暖かくなるのが大きなメリットですが、電気代がかかるのが唯一のデメリットです。
そのため、電気代を抑えながらの防寒対策を望む方はカーペットを敷くのがおすすめです。
ただし、一口にカーペットといっても断熱効果が低い素材を使用したものもあるので注意が必要です。
一般的にカーペットに使用されている素材で断熱効果が高いのはウール素材や羊毛などです。
もちろん各メーカーごとに機能や性能は異なるため、これからカーペットの購入を検討する方はお店の店員さんに不明点などを質問しながら選ぶことを推奨します。
■ アルミシートを貼る
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よくキャンプに行かれる方ならご存じだと思いますが、防寒対策としてテントの床に銀マットやアルミシートを敷くことがあります。
窓の防寒対策でも取り上げましたが、銀マットやアルミシートは保温効果を高めることができるため、
床の寒さ対策にもおすすめです。また銀マット、アルミシートを敷く時は単体で使わずにカーペットなどと併用することで大きな相乗効果を見込むことができます。
■ スリッパ・ルームシューズ
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床が冷たいと足下から熱が逃げていくため、冬の間は寒さをしのぐことができる防寒スリッパやルームシューズを使用するようにしましょう。
一般財団法人 省エネルギーセンター(ECCJ)によるとスリッパを履くことで体感温度が0.6℃上がると言います。
ウール素材など足下を暖めることができる素材を使用したスリッパを履いてフローリングの冷たさをしのいでいきましょう。
また近年は一般的な形状のスリッパの他にも足首まですっぽりと収まるブーツ型のルームシューズも若い女性を中心に人気です。
┃まとめ
今回は冬の季節特有の「部屋が寒い!」という悩みをテーマにしてさまざまな情報を解説しました。
冬の防寒対策を行う上で、特に重要視したいのが窓です。
寒さの原因の半分は窓にあるため、まずは窓のセルフ防寒対策を実施してみましょう。
その上で、直に来る床も対策してあげられると、さらに効果が出てくる事でしょう。