失敗しない不動産コラム
2023/01/06
シックハウス症候群を発症させにくい家づくり
家の中にアレルゲンがあるため、家から離れれば良いのですが、
一度建ててしまった家から簡単に引っ越すことはできません。
だからこそ、あらかじめアレルギーが発症しづらい家づくりを心がけておくことが大切です。
アレルギーというと、特定の食べ物によって引き起こされるものが多いのですが、
中には建物の建材などが原因で起こる「シックハウス症候群」と言われるものもあります。
┃「シックハウス症候群」とは?
親世代が子どもだった頃に比べて、現在、何かしらのアレルギー疾患を持っている子どもたちは増加傾向にあります。
ある調査によると、50%以上の子どもに何らかのアレルギー症状が見られるのだとか。
日々、健やかに過ごすためにはアレルギー対策は欠かせない項目のひとつになってきていると言えます。
< 建物の建材などが原因で起こる「シックハウス症候群」とは >
ダニアレルゲン、ハウスダスト、カビ、細菌、揮発性の化学物質などによって汚染された室内の空気を吸うことで、
様々な体調不良を引き起こすことを言います。原因となる建物の外に出ると、症状がなくなったり軽くなったりすることが特徴です。
┃「シックハウス症候群」起こさせない為のチェックポイント
❶建材をチェック
┗平成15年7月の改正建築基準法で、居室に使用できる建材や塗料の規制が行われていますが、それでも小さな子どもにとってどんな影響があるかわかりません。
あらかじめ住宅メーカーに建材や接着剤の成分を聞いて、その成分が子どものアレルゲンにならないか病院で検査してみても良いでしょう。
❷家具をチェック
┗「シックハウス症候群「の原因となる接着剤や塗料は、建材以外に家具やカーテンなどにも使用されています。
新築住宅の家具を選ぶ際は、アレルギーの観点からもしっかりチェックすることをお忘れなく。
❸換気を徹底
┗「シックハウス症候群」は室内にとどまった化学物質などを吸い込むことで起こるもの。
しっかりと換気がされていれば、アレルギーも起こりにくくなると考えられます。
空気が循環しやすいレイアウトを意識しましょう。。
せっかくの新築住宅、家族全員が快適に住めるように、あらかじめしっかりと不安の原因を取り除いておきたいですね。
┃空気清浄機や、植物の活用も
◐結露と言っても、実は大きくわけて2種類あります。
「シックハウス症候群」の対策のひとつとして、換気しやすい家であるという点を挙げましたが、
●花粉の時期は窓を開けづらい
●大きな道路が近くて外気が汚れている
などの事情もありますよね。
そんな時は、空気清浄機の活用を。
また、有害物質を吸収する観葉植物などを置くのも「シックハウス症候群」の対策のひとつ。
お部屋の空気をキレイに保つ方法を、いろいろと取り入れてみましょう。
┃諦めて放置は厳禁!
これから家を建てる方はもちろん、もう家を建ててしまった場合でも取り入れられる結露対策はたくさんあります。
例えば、
❶窓を二重構造のものに変更したり、
❷暖房システムを見直したり、
❸換気を改善したり。
※内部結露対策では、防湿工事や換気工事などもあります。
結露はできるものだからしょうがない、どうせ乾くから、と軽く考えて放置していると、
家のダメージはどんどん蓄積されてしまいます。
諦めてしまわずに、積極的に相談して、早めの対策を取り入れるようにしましょう。