失敗しない不動産コラム
2022/10/07
土地を購入!これから気を付けるべき事
新築を建てる時、まずは立地からこだわりたい!
土地の広さも家づくりの計画には重要なポイント。
そうしたら、まず土地の購入から検討をはじめますよね。
希望する土地を見つけたら、次にその土地を所有する売主と売買契約を結ぶ事になります。
売買契約では、書類の提出から実際に購入費用を支払うまでの一連の流れを行います。
今後家を建てるうえでとても重要な作業となります。
そこで今回は、土地の売買契約の流れから、契約の際に注意すべきポイントまで解説します。
┃土地の売買契約の流れ
◐ まずは土地を買う流れをご説明していきます。
❶買付証明書の提出 → ❷住宅ローンの審査 → ❸本契約 → ❹土地の引き渡し
❶買付証明書を提出
気に入った条件の土地を見つけた場合、売主に対して購入する意思があることを伝えるため、
買付証明書を提出し、正式に書面で申し込み作業を行います。
買付証明書とは…
・“購入申込書”や“買付申込書”とも呼ばれてるもの
・購入希望金額や契約、引き渡しの時期などの条件を記入
・売主に渡して申し込みを行います
※購入希望金額は、あくまでも希望金額なので、売値を下回る金額を提示することも可能になっています。
買付証明書には、契約のように解除や解約のルールはありませんが、
“特別な事情がない限り買う”という意思表明になるので、提出する際は必ず買うという意思と覚悟持って行うようにしましょう。
買付証明書が売主に受理されれば、土地を購入する権利を得たということが言えます。
❷住宅ローンの事前審査
住宅ローンを利用する場合には、住宅ローンの事前審査の申し込みが必要です。
土地に対する融資は基本的に受けられないケースが多いのですが、
新築を建設+土地購入
つまり、住宅を建てることを前提に、先行融資として住宅ローンを利用します。
この場合、融資が開始される日から12ヶ月以内に建てる予定の建物も、
共同担保として差し入れることになるので注意しましょう。
土地と建物を一緒にして住宅ローンを1本化することもありますが、ローンの総合金額が大きくなり、
毎月の支払額も増えるため、プランをいくつも検討して比べて一番自分に合うものを計画しましょう。
❸本契約と、重要事項説明の確認
買付証明書が受理され、住宅ローンの事前審査をクリアしたら、次は本契約になります。
本契約時に土地に関する重要事項説明を受けることになります。
重要事項説明は、宅地建物取引主任者の資格を持つスタッフによって行われます。
売買契約締結前に必ず書面を交付のうえ、説明するよう法律上義務づけられています。
その内容は登記簿記載の事項、都市計画法や建築基準法の制限、
代金授受の方法、契約解除の説明などです。重要事項説明は必ずすべて把握するようにし、
事前に聞いていない内容があれば質問し、解決するようにしましょう。
ここで問題がなければそのまま契約締結となります。締結後は、契約書の記載内容に基づいて、
双方の権利や義務を履行することになり、義務に違反すると違約金の支払いを求められる可能性もあるので注意しましょう。
また契約時には、手付金として土地代の10%程度の支払いが必要となります。
❹土地の引き渡し
ここまでいったら残るは土地の引き渡しです。
・残金をすべて清算することと、
・所有権移転の手続きを進めること
で引き渡しが完了します。
引き渡し当日までには
・土地代や
・仲介手数料の残金
・所有権移転登記に関する費用
などさまざまな費用が必要となるため、
必ず必要金額をまとめて確認し、抜けが無いよう用意しておきましょう。
手続きが終わったら、引き渡し確認書を受け取ります。
引き渡し確認書は、引き渡しを完了したことを確認するものなので、大切に保管しておきましょう。
┃売買契約時に注意すべきポイント
◐ トラブルを防ぐ為に、注意すべきポイントを確認していきましょう!
■契約内容をしっかり確認!契約締結を行うこと。
…重要な契約条件が不明確⇒双方の認識違いによるトラブル。
どちらと契約する場合も必ず、内容をきちんと確認したうえで契約しましょう。
■仲介手数料の有無を確認。
…売買契約の形態によって、仲介手数料の有無が異なります。
■その土地に建てられる建物をイメージする
…重要事項説明や土地の販売図面には、その土地の建ぺい率、容積率、高さの制限といった表記があります。
売買契約を結ぶ前には土地に建てられる家のイメージを立ててから検討するようにしましょう。
┃まとめ
土地を購入となった時、手続きを進めているうちに、契約内容の不備や希望に合わない条件の見落しに気づき、
後悔するといったケースも見られます。
土地の売買を失敗にしてしまわないためにも、必ず契約内容を何度も確認の上、
調べたり人に聞いたりして理解を深めた上で売買契約を結ぶかどうかを検討するようにしましょう^^