失敗しない不動産コラム
2022/08/19
私の年収じゃ、どの位のマンションが買える?
自分の収入や世帯収入などの家計によって、
「金融機関が幾らかしてくれるか?」→借 入 可 能 額
「無理なく返済できる額はどうか?」→返 済 可 能 額
を把握して、住宅ローンがどのくらい組めるか=どの位のマンションが買えるか
そこから、年収に見合った適切な金額のマンションの購入計画を立てるポイントを解説します。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
┃購入できるマンションの価格→
年収の5倍くらい
自分の年収で、どこまでの価格のマンションが妥当なのか。
その参考になるデータの一つが、「年収倍率」です。
■年収倍率とは…
住宅の購入金額が購入者の年収の何倍になっているか
(住宅金融支援機構の2020年度にフラット35を利用してマンションを購入した人の年収倍率参考)
これによると、
全国平均は7倍
地域別に見ると、首都圏7.5倍 近畿圏7.1倍 東海圏6.5倍
中古マンションだと、
全国平均は5.8倍
地域別に見ると、首都圏6.1倍 近畿圏5.5倍 東海圏4.9倍
つまり、平均すると5~7倍位のあたいになります。
そして、「年収の5〜7倍」と設定して、購入金額の目安を計算すると以下の表のようになります。
年収 | 住宅購入額 ×5~7 |
300万円 | 1,500万〜2,100万円 |
400万円 | 2,000万〜2,800万円 |
500万円 | 2,500万〜3,500万円 |
600万円 | 3,000万〜4,200万円 |
700万円 | 3,500万〜4,900万円 |
800万円 | 4,000万〜5,600万円 |
900万円 | 4,500万~6,300万円 |
1000万円 | 5,000万〜7,000万円 |
ただし、実際の住宅ローンの借入可能額は年収だけで決まるものではないので、あくまで参考値と考えましょう。
┃マンションの購入計算式は、=頭金+借入可能額
❶頭金とは?
住宅ローンなどを利用して何かを購入する際に、その代金の一部を先払いして、ローンの総額から差し引くために使うお金のこと
❷借入可能額とは?
金融機関から借り入れができる金額のこと 一般的には、返済負担率が25%を超えると、返済不能になる危険性が高くなるといわれています。
●購入者の総返済負担率(1ヶ月当たりの予定返済額を世帯月収で割った数値)の平均は、新築で21.7%、中古で19.6%となっています。
こうしたデータから考えても、ローンの返済に充てるお金は収入の20〜25%程度以内に収めておくのがいいでしょう。