失敗しない不動産コラム
2022/07/19
LDKの間取りとは?略語を解説
【LDK】の間取りとは?間取りの特徴と意味を解説
お家、お部屋を探すとき、必ず見るのが部屋割りや水回りが描かれた「間取り図」略して「間取り」ですよね。
間取りは大切なポイントとなりますが、略語や特徴がイマイチ分からない…。どういう風に見ればいいのか分からないという人も多いはず。
中でもLDKとDKはよく似ているため、間取り図を見ても違いを理解するのが難しいでしょう。
そこで今回は、それぞれの間取りの定義や、どういったすごし方ができるのかなどを解説します。
間取りの特徴を知ることで、自分や家族が心地よく暮らせる部屋とは何か考えてみましょう。
┃LDKってどんな意味?
物件情報でよくみる「LDK」。何となくはわかるけど、正確に分かる人は少ないのではないのでしょうか?
まずはLDKについて解説していきましょう。
LDKは、LとDとKが合わさった間取りを指します。
それぞれのアルファベットは、Lがリビング(居間)、Dはダイニング(食堂)、Kはキッチン(台所)です。
つまりLDKは、料理をして、食べて、その後くつろぐスペースがひとつの空間になっている部屋のこと。
ダイニングには、食事をするためのダイニングテーブルとイスを置き、リビングはゆったり過ごせるよう、ソファやテレビなどを配置している家庭が多いです。
LDKのほかに、「DK」もよく見かける間取りです。こちらは、ダイニング+キッチンという間取りになり、
料理をして食べるスペースが一体になっている部屋のこと。LDKと違い、リビング機能はほかの居室でまかないます。
┃LDKとDKの広さの違い
LDKとDKの違いは、リビングがあるかないかの違いだと説明しましたが、よりわかりやすく言うと、
くつろげるほどの広いスペースがあるかないかの違いです。つまり、単純に「広さ」が違うということですね。
では、何畳以上あればLDKで、何畳以下だとDKになるのでしょうか。
これについては、不動産公正取引協議会連合会という団体が目安を決めています。
食事をするために、あるいは食事をしてくつろぐために最低限必要な広さとして、下記の基準を定めています。
DKおよびLDKの最低必要な広さの目安
居室数 | LDK | DK |
1部屋 | 4.5畳 | 8畳 |
2部屋 | 6畳 | 10畳 |
ご覧のとおり、居室数に応じて広さの下限も変わります。このあたりが少しわかりづらいかもしれませんね。
要約すると、キッチンのある部屋のほかに1部屋の居室(寝室)がある物件では、
「キッチンのある部屋が4.5畳から8畳未満の場合はDK」で、「キッチンのある部屋が8畳以上の場合はLDK」となります。
ちなみに、キッチンのある部屋が4.5畳未満の場合は、「K」と表記されます。
同じように、居室(寝室)が2部屋以上ある場合、「キッチンのある部屋が6畳以上10畳未満の場合はDK」で、
「キッチンのある部屋が10畳以上の場合はLDK」となります。
┃UB、WICなど間取りの略語
間取り図を見ると「LDK」「DK」以外にも「UB」「WIC」「SIC」などの略語も見ることがありますよね。
こちらも何となくは分かるけど、特徴は詳しく分からないという方も多くはないと思います。
┃まとめ
・Lはリビング(居間)、Dはダイニング(食堂)、Kはキッチン(台所)
・LDKと DKの違いは広さ。LDKのほうが広い
・LDKに向いているのは、料理、食事、くつろぐスペースを同一空間にほしい人
・DKが向いている人は、リビングを個室として確保したい人
・間取りによって暮らし方が変わるため慎重に選ぼう