失敗しない不動産コラム
2022/07/07
検索サイトでよく見る「市街化調整区域」って何?
不動産のサイトを見る時、思いませんか?意外と専門用語が多いな…って。
当たり前の様に表記されていて、「何となくこうなんじゃかないかな…?でも実際どんな意味なの?」と分からないけど、そのままスルーしてる事ってありますよね。
サイトや広告の中に記載されてる専門用語ついて解説していきます^^
今回は市街化調整区域について詳しく解説します。
◇◆◇ [市街化調整区域とは?] ◇◆◇
家を建てる時、土地は必ず買わなきゃいけないものです。
住宅ポータルサイトで、土地や建売を探している時に「市街化調整区域」という単語を見たことありませんか?
「ここだ!」と思える土地でも、この市街化調整区域に位置する土地だった場合、家を建てられない、建築するのにあたって許可が必要な場合があります。
そんな市街化調整区域ですが、条件によって建物が建てられる場合があります。
●¨●゜ 市街化調整区域ってなに?
土地には市街化区域と市街化調整区域があり、地方自治体ごとに都市計画法により指定されています。
市街化区域は街を活性化させるために活用する地域で、人が住みやすいようにインフラや住宅街、商業施設を計画的に建てていこうというエリアです。
その反対に、市街化調整区域はあまり市街化開発をせず、都市化を抑制しようというエリアです。
これは、無秩序な市街化の拡大を防ぐために指定されています。
●¨●゜ 市街化区域
市街化区域は、街を活性化するための地域です。
人々が住みやすくなるように、インフラの整備などが積極的に行われます。
●¨●゜ 市街化調整区域
市街化調整区域とは、市街化を抑制する地域です。
人が住むための住宅や商業施設などを建築することは原則認められていないエリアです。
※地方自治体に申請することで建てられる場合もあります。
L☞ 市街化調整区域の特徴
・土地価格が安いことが多い
市街化調整区域は、建物の建築や建て替えが制限されるため、土地の価格が安くなっています。
また、土地の評価価額自体も安くなるため、固定資産税も抑えられるなど、税制上でのメリットもあります。
・静かな環境で過ごすことができる
市街化調整区域は、街の開発を抑制するエリアなので、交通量なども比較的少なく静かな環境で過ごすことができます。
将来的にも、高いビルなどが立ち並ぶことがないため騒音などで悩むことは少ないでしょう。
・生活利便施設が近くにない
一般的に市街化調整区域は、農業や林業を行う地帯とされています。
その為、駅・学校・病院・スーパーなど生活に必要な施設までの距離が遠くなってしまう可能性があります。
・インフラが整っていないケースも
市街化調整区域の場合は、下水道・ガス・電気・道路の舗装がされていない可能性があります。
インフラが整っていないと、整備費用が必要となってくる場合も・・・。事前に整備費用がいくら必要になるのか確認する必要があります。
◇◆◇ [市街化調整区域に家を建てるには] ◇◆◇
❶¨●゜ 条件をクリアすれば建築できる
市街化調整区域内でも、地方自治体に申請を行い、条件をクリアできていれば、建設許可を得ることができれば
建物の建設が可能になります。条件としては、都市計画法34条に定められている基準を満たす必要があります。
基準は愛知県のwebサイトなどでご確認いただけます。
❷¨●゜ たとえばこんな例
市街化調整区域に指定される以前から本家が現在まで継続してそこに住んでおり、
世帯構成員であったものが分家する場合で、市街化区域に建築可能な土地を保有していないことが証明できた時に建てられます。
例えば市街化区域に指定される以前からAさん一家が代々そこに住んでおり、同居していたAさんの次男が分家として敷地内に戸建を建築するとします。
【上記の例で建築を行うための条件】
・市街化調整区域に指定される以前から本家が継続して市街化調整区域内で本拠地としている。
・本家の世帯構成員であった者
〇本家となる者の3親等以内の血族者
〇持ち家がないこと
〇本家の跡取りであること
〇結婚又は婚約をしていること
市街化調整区域で家を建てられる例は、細かな条件があります。
ご自身が当てはまるの分からない場合は、無料でご相談のりますので、お気軽にお問合せ下さい。
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