失敗しない不動産コラム
2022/07/04
建売住宅と注文住宅!比較で見えてくるメリットと特徴
●◎〇 注文住宅との違い 〇◎●
建売と注文住宅との違いとは・・・
❶¨●゜ 立地
❷¨●゜ 設計と自由度
❸¨●゜ 安全性
❹¨●゜ 施工、受け渡しまでの期間
■立地
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1つめの大きな違いは立地です。
毎日の生活を送る住宅は、その立地も非常に重要。
立地というのは、住宅のように建て替えれば済むものではなく、一度決めたら、引っ越さない限り変えられないものです。
注文住宅の場合は、施主が自分で土地を探す訳ですね。
ハウスメーカーが探す場合もありますが、市場に出ている同じものを見ている訳ですから、施主が探すのとあまり違いがありません。
一方、建売住宅の場合、建売会社が土地を購入。
分譲地の場合、たくさんの住宅を建設しても、全て売れなければ全く意味がありません。
そのため、建売会社は、仕入れを非常に重視しており、不動産市場に対して独自のネットワークを持っていることがほとんどです。
そして、不動産会社は、まとめて土地を購入してくれる建売会社に、その土地が「市場に出回る前」に情報を提供します。
そのため、好立地の土地や、お手頃価格の土地はすでに建売会社が購入している場合が多いのです。
注文住宅で土地探しをする時点では、建売会社に良い土地は購入されてしまい、その際に残り、市場に出回った土地の中から選ぶことになります。
そのため、注文住宅よりも、建売住宅の方が好立地の場合が多いという違いがあります。
■設計と自由度
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2つめの違いは、設計と自由度です。
「自由な設計ができるかどうかについて」です。
注文住宅の場合、工法や間取り、建具、デザイン、仕様などほとんどのことに自分たちの理想を取り入れることができます。
和風の住宅、より耐震性を重視した住宅、家族に合わせた間取り、最新の設備、こだわりの外観など、予算に合わせて思いのままに設計することができます。
重視したいところにとことん費用をかけて、不要だと思う部分は節約するということも可能です。
その点、建売住宅はすでに建物が建築されています。間取りの希望や設備、工法など、ほとんどの面で、完成されている物を実際に見て購入という違いがあります。
■安全面
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3つめの違いは、安全性の確認の違いです。
建売住宅は、地盤調査や基礎工事の情報や資料で確認できますが、
注文住宅の場合、地盤改良や工法、資材、またその全ての工事の工程を施主がチェックすることができます。
家が建ってしまったあとには確認できない部分を、写真に撮っておくことも可能ですし、問題があればその都度担当者に相談することができます。
日本は、地震大国と言われるほどの国ですので、基礎工事や地盤改良の工程を確認できない点は、大きな違いと言えます。
■施工、受け渡しまでの期間
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4つめの違いは、入居までの期間の違いがあります。
建売住宅の場合には、気に入った物件を見つけて、契約、住宅ローンを組めばすぐに入居することができます。
しかし、注文住宅の場合、注文住宅を建てよう!と思った時点から、多くのことを業者と相談しながら決めていかなくてはなりません。
ほとんどの施主は、住宅の建築について素人であることがほとんどです。 かといって、一生住む住宅を建築するのですから、妥協もしたくありません。
そのため、悩むことや勉強することが非常に多いです。 そうして、何度も何度も打ち合わせをして、細かい事柄まで決めていき、やっと工事が開始するのです。
長い場合で、住宅完成まで2年ほどかかる場合もあります。 住宅を建てるという醍醐味や、理想を盛り込んだこだわりの住宅を建てられる反面、建売住宅と比べてスピード感に非常に大きな違いが出てきます。
■建売と注文住宅、どっちがいい?
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では、建売住宅と注文住宅、実際にはどちらの方が良いのでしょうか?
結論から言えば、それは「人によって向き不向きがあり、一概に言えない」ということに尽きます。
そのため、何を重視するかによって、注文住宅か建売住宅にするのかを選んでいくことが大切でしょう。
■理想・こだわりが強い!→注文住宅
■手間無し!コスト良!好立地がいい!→建売
上記のように、何を求めるかによって、どちらが良いのかは決まります。
★●〇 まずは、家族でしっかり話し合い、住宅についてのこだわり、何を重視したいのかを再確認してから決めるのがおすすめです。 〇●★